含水率の意味や違いで選ぶカラコン
女性の方の中にオシャレアイテムとして、カラーコンタクトレンズを使用している方も少なくないと思います。
だいたい、10代から20代の若い女性を中心に使用している方が多いようで、最近ではカラーやバリエーションも充実しているようです。
カラーコンタクトレンズ、略してカラコン。
このカラコンには、2つ種類があるようです。
一つは、視力矯正を目的としたカラコンと、オシャレ用のカラコンがあります。
視力矯正用は、ハードコンタクトレンズとソフトコンタクトレンズがありますが、オシャレ用はソフトコンタクトレンズだけになります。
そのため、多くの女性がオシャレアイテムとして使用しているのはソフトコンタクトレンズになります。
このソフトコンタクトレンズのカラコンも含水率で2つに分けることができます。
ここでの含水率とはソフトコンタクトレンズのに含まれている水分量のことを指します。
一つは含水率が50%以上の高含水率コンタクトレンズで、もう一つは含水率が50%未満の低含水率コンタクトレンズになります。
まず高含水率コンタクトレンズについて説明します。
高含水率だと低含水率に比べて酸素透過性が高くなります。
酸素透過性とは、酸素がコンタクトレンズを透して、目にどれだけ届くかです。
酸素透過性が高いほど目の健康にいいとされています。
そして水分を多く含ませるため、低含水と比べて柔らかい素材を使用しており、つけ心地の良さが特徴の一つになります。
しかし、低含水と比べて汚れやすい面があります。
これは、それぞれのレンズの違いが関係しています。
低含水率は非イオン性レンズで高含水率はイオン性レンズだからです。
イオン性レンズはマイナスイオンを帯びているため、プラスイオンを帯びた汚れを引き付けやすくなります。
そのため低含水率に比べると汚れやすくなります。
また水分量がが多い分、水分が減ってくると瞳の水分を奪い取り、目が乾きやすくなります。
対策としては、こまめに目薬をさすことです。
次に低含水率コンタクトレンズです。
高含水率に比べて汚れにくいです。
そして含水率が低いため、瞳の水分が奪われにくい特徴がありドライアイの方に向いています。
しかし、高含水率に比べると酸素透過性は低いです。
多分、オシャレで使用している方は、何となくカラコンを購入していた方もいると思います。
ちょっとカラコンについてひも解いてみると、それぞれの特徴やメリット、デメリットがわかり、自分にピッタリのカラコンがどれなのか選びやすくなります。
今度、カラコンを購入するときは、カラーやバリエーションだけで選ぶのではなく、含水率のことも考えて選んでみてはいかがでしょうか。